今日は団地の大掃除の日でした。
私は月当番なので、集会所に掃除道具を取りに行く担当です。掃除開始は9時からなので8時45分に玄関を出たところ、お向かいのご主人が竹箒を持って階段を上がって来られました。天井や壁の蜘蛛の巣や埃を払ってから階段を掃除するのですが…
「ん?」と思い降りて行ったら、下から3階のお二人がこちらを見上げています。うちの棟は一つの階段に向かい合わせで2軒ずつ、計10軒の住居があります。102の方からは「出れません」とメモが入っていました。
降りて行ったら「もう掃除道具、とってきちゃったよ」とうちの階下、301のおじちゃんが声をかけてきました。私の園芸の師匠です。「ええ〜?早くないですか〜?」先月まで当番だった302の方が道具を持ってきてくれたとのこと。「わー、申し訳ありませ〜ん」と言いつつじゃあ私は階段を掃除しましょうと申し出ました。「わしら、何をしたらいい?」って、なんで私に聞くの〜?
「じゃあ、自転車置き場の…」
「もうやった」
「じゃあ、溝掃除を…」
「もうやった」
ええ〜!師匠、何時に出てきたんですか?
「そ、それなら草むしりですか?」といって階段を上がって逃げました。3階のお二人はものすごく早くから出てくれていたようですが、10軒のうちの3軒の住民は黙って欠席…501は空き家なので半分の5軒で掃除をしました。
皆さんが早くから取り掛かってくださっていたので掃除はあっという間に終わっちゃったし、管理事務所からもいつもより早く終了の放送が入りました。私が返却しに行くべき掃除道具は、お向かいさんが「いいからいいから」と運んでくださいました。みんなにお世話してもらう私。なんだか申し訳ない気持ち。これはありがとうだけでいいのだろうか?
むうう。複雑な気持ちです。
しかし、世の人々は集合時間の何分前に集合しておられるのでしょうか?私が引きこもっている間に集合時間は定刻の30分前になっていたのでしょうか…
まあ気持ちを切り替えて、昨日の焚き火の煤を片付けに広場へ向かいました。みんなも三々五々集まってきました。ゴミ袋を取りに作業室へ向かったところ、シルバーのNさんから「まだ熱いから、明日僕が片付けます」とこれまた申し訳ない発言が…明日って平日だから男性陣とフルタイムの女性陣は不在です。かといってNさんひとりにお任せするわけにはいかないので、お子さんが小さい二人と私でお手伝いすることになりました。明日は絶対早めに出ないと。そんなこんなで
「かいさ〜ん!」
その後数名の女性たちで残ってお喋りしておりました。お日様サンサン。風もなく、空はほぼ快晴。飛行機が2機、はるか上空を滑っていくのが見えます。焚き火の跡を囲んで立ち話。座りたいけど椅子はない。気がついたらお昼になっていました。
うっ…膝が…
お昼を食べてお茶を飲んだら、民生の訪問の続きです。日曜日の昼下がり。皆さんご在宅だろうか。1軒目。お一人ぐらしのおじいちゃま。背が高くてシルバーグレイのイケメンさんです。「12月から担当になりました」とご挨拶。楽しそうにお喋りしてくださって、嬉しかった。最初は。でも、ご自分が乗っておられるスバルのなんとかというスポーツカーの話(おん歳80歳です)。趣味のフラメンコギターの話。大好きな絵画の話。お孫ちゃんたちの話。娘さんと美術館へ行く話。止まらない!何度か「じゃあ…」とか「お忙しいのに…」とかインターセプトを試みるものの、話は尽きません。私が「若い頃はモテたでしょ〜」とか「へえぇ〜バイクもですか?」とか合いの手を入れるからでしょうか。外は晴れているけれど玄関前は日陰で寒いし、じっとしていたら冷えてきてまた膝と腰がガクガクしてきました。
わああ〜!勘弁してくださ〜い!
少なくとも1時間は喋ってました。「僕、暇だから」って、私はまだ他にも回らないといけないんですぅ〜。結局あと2軒回ったところで暗くなってしまいました…今日はもうタイムアウト!皆さん喜んでくださってとても嬉しいです。でも、私、
自分から話を切り上げられないんです〜!
皆さん、お手柔らかにお願いします〜!
今日、息子は忘年会。もはや夕飯を作る気力も体力もなく、ピザを頼んでしまいました。一人で赤ワインを飲みながらピザを食べ、さっきまでひっくり返っていたという体たらくでございます。これでも昔はしっかり者と言われた時があったんですけどね〜。この歳にして、無意識のうちに甘えん坊の本性が露見してしまいましたね。お恥ずかし〜。
第二の人生ってもう一度青春かと思っていましたが、もしかして子供からやり直しってこと…?
みなさま、ご迷惑をおかけしますが、
どうぞよろしくお願いいたします。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
いよいよ師走も中盤に差し掛かってまいりました。みなさま、くれぐれもお身体に気をつけて、ご自愛くださいませ。
では、また明日です。
おやすみなさい。