zhijienove’s blog

アラフィフのおばちゃんが不器用な日常を綴りつつ、自分を振り返りつつ、日々を楽しく過ごす様子をつらつら書いています。イラストも好きです。

モズク蟹を調理しました!

ご無沙汰しております!

ここ最近はずっと、午前中は掃除して、洗濯して、花に水をやって、ピアノ弾いて、お昼食べたら昼寝して、パートに行ったりゲームしたりと、毎日同じ行動パターンで心身のリハビリ(?)をしておりましたが、先週末に浜松に行ってまいりました。年に一度の母方の叔父叔母や従兄弟たちと開催している従兄弟会です。そこで蟹に出会いまして、久々にPC出して書きたい欲が出た、というわけです。今、帰宅した息子がご飯を食べている横でポチポチPC入力している次第でございます。

浜名湖の遊覧船。たくさんのカモメを引き連れて湖畔を走ってきました。後ろの山のと湯上へはロープウエイで上がることができます。

昨年までは旅行先にもPC持参して毎日欠かさず、面白かろうが面白くなかろうがブログを書いていたのですけどね〜。あの頃は怒れるおばちゃんだったので、感情の赴くままに書いておりました。心身ともに疲弊していたはずですが、アドレナリンが湧き上がっていたので書かずにはいられなかったのですね。

閑話休題

私はミニ鰻丼。みんなは、80代の叔父叔母たちも白焼と鰻重のセット。健啖家なのです。いやでも、ミニくらいでちょうどよかったですよ。もうちょっと食べたいくらいで。

浜松といえば『うなぎ』でございます。私たちが行った舘山寺にもお食事処の鰻屋さんはたくさんあります。今回食べたところは、従姉妹のご主人おすすめの店でした。が、私個人的には(というか名古屋在住の私たち三姉妹は)ブーイングの嵐、なお店でございました。…が、金沢や関東から集結した従兄弟たちは大満足だったようなので、流石に大人としてお口チャックでニコニコ完食しました。そりゃ『好み』、もありますからね。

一泊二日の短い滞在でしたが、初日にお店で鰻重を(私はミニ鰻丼にしましたが)、二日目のホテルチェックアウト後にはお土産用のうなぎをうなぎ専門店で購入しました。浜名湖畔にある、知らなければチラ見もせずに通り過ぎてしまいそうなあっさりしたお店でした。今は千葉在住の従兄弟が独身時代に名古屋で営業をしておりまして、その彼が美味しいからと紹介してくれました。

見るからに美味しそうな佇まい。決して華美な店ではなく、トタンの屋根で一見すると何かの工場かな?という外観。でも、こういうお店が一番うまいんだな!これが。多分私と同年代と思しき親父さんが、私たちおばちゃんやおばあちゃんたちがワイのワイの言いながら注文するのを捌きながら色々な話をしてくれました。

map.yahoo.co.jp

ご自身の体調不良で来年は店じまいすること。ダムの放水が控えられているから湖に山の栄養が流入しないこと。工場の消毒剤が流れ込むのを薄めるために第2東名の雨水を流し込んでいるから、湖の水が変に綺麗になりすぎて牡蠣や蟹が取れなくなってきたこと。食の安全を謳って国から色々規制が入ってくるけれど、彼のところのような小さな店では対応しきれないので個人店の店はたたむ人が増えていること。地元のひとに聞かないとわからないことがたくさんありましたね。

そんな話を聞きながら、私たちはお店のうなぎを文字通り買い占めました。昼前に閉店です。私が最後にお会計をしながら親父さんと話をしていたら、妹が「お姉ちゃん、カニ!」と顔を出してきました。「モズク蟹っていうのが取れるんですよ。上海蟹です。」と親父さんが教えてくれました。

外に出たら90歳になる埼玉から来てくれたおじが、地元のおっちゃんと交渉して1匹100円で5匹買ってました。「え〜、私も欲しい!4匹!」と言ったら「お釣りがないから5匹にして」と言って千円札を出した私に500円を手渡してきました。そしてカニがいっぱい入った一斗缶からビニル袋に5匹、カニを入れてくれました。え、そこのもっと大きいの…と思いつつ言えない私。

わかりますかね。蟹、5匹おります。上海蟹って紐で括ってあるけど、どうやってるんだろう。結構元気にハサミを振り上げてきますけど…ハサミに藻がついているからモズク蟹。

帰路、コンビニで氷と新聞紙を購入してカニを入れた袋を包み、帰宅してすぐに台所の桶に水を張って入れました。一番大きなカニがすぐに縁を乗り越えたので、ベランダで使っているトタンのバケツに入れ替えました。その後、疲れて台所と続きになっている居間で寝ていたら、ソファの下をカチカチいわせながらカニが歩いてる…トングでつまんでバケツに戻し、お盆で蓋をしました!帰宅日の夕飯はうなぎなので、そして蟹の泥を吐かせないといけないので、蟹は翌日まで水につけることにしました。

そして今日。夕方、小さめのカニ3匹は家にあったタコと牡蠣と一緒にパエリアに。大きめの2匹はセイロで蒸すことにしました。

カニはストレスがかかると自傷行為に走るんだ」とカニを捕まえたおじさんが言ってたけど、確かに足が取れちゃってました。生きようとした闘いの形跡が…

小さいカニは疲れていたのか、観念したのか割と大人しくトングで挟まれてました。けど、大きい2匹は暴れたよ!特に一番大きいやつは、ハサミでトングをつかんだり、3回くらいトングから逃れて床に落ちては、流し台の下の隅に逃げて踏ん張ってました…「ごめん、美味しくいただくから!」と頼んでせいろに押し込みました。本当に、爪を引っ掛けて踏ん張っていて、最後まで諦めない姿にリスペクト…

帰宅した息子が「うまいうまい」とカニをバリバリ食べてました。彼のおじいちゃんは84歳で亡くなるまで自分の歯を全部キープしていました。その舅はものすごく歯が丈夫で豚足とか手羽先を骨ごとバリバリ食べていたなあ。息子が軟骨や魚の骨をバリバリ食べるのを見ると、じいじを思い出します。

息子は美味しそうにカニ料理を食べてくれましたが、私は食欲がちょっと…今日はいいかな…

明日、米とカニ以外の具材を食べよう。出汁はすごく出ているだろう。

カニたち、命をありがとう!

食べるってことは命をいただくってことだった、と改めて思い知らされました。私もまだまだだな。精進します。

長らくお付き合いいただいているみなさま、通りすがりに呼んでくださったみなさま、お立ち寄りくださってありがとうございました。私は元気に生きてます。

いただいた命を燃やしていけと、カニたちに教えられました。

冷えてきました。みなさま、くれぐれもご自愛くださいませ。そしてご飯はしっかり食べましょう!

今日も一日お疲れ様でした。明日もみんなで元気におはようって起きましょう!

では、おやすみなさい。