私は以前、保険の営業をしていたことがあります。勤めていたパートを辞めてブラブラしていたところへ「Oさんの担当です」と綺麗なお姉さんが現れました。「占いを無料で体験できます」と言われて、何かにすがりたいわ占いは好きだわでホイホイついて行ったところ、気がついたら入社していました。(笑)
そこに在籍した数年間では、あまりいい成績は上げられませんでした。でも沢山の経験を積み、いろんな人の人生を垣間見ることができました。それに、売れない営業マンでも保険を売るためには結構勉強をしなければならず、多少なりとも保険の知識と金融商品のイロハは学んだような気がします。(生保でしたが、損保も扱っていました)
何でこんな話をしているかというと、息子が先月車に当てられまして。現在も自賠責で接骨院に通っています。そう、私が通っているのと同じ接骨院です。何を隠そう、私が紹介しました。(そういえば紹介特典をもらってないぞ、先生。いや、嘘です!親子揃って大変お世話になっていますので、感謝こそすれ口が裂けてもそんなことは言えません!ほんとに。)
そこで今日の施術後に「息子さんの保険の手続きが進んでいないようですが、弁護士を紹介しましょうか?」と言われまして。「え?そうなんですか?」と驚く鈍臭い母(私)。通常保険屋からある接骨院への連絡がなかったそうです。
当時、事故現場に駆けつけてくれた妹からは「Kちゃん、保険屋ともしっかり対応できていた」と嬉しい報告がありましたし、息子は帰宅した後もしっかり連絡を取り合っているようでしたので、「ふ〜ん。彼も20歳過ぎているから、保険屋さんも親に話をさせろ、とはならないんだなぁ」とのんびり見ておりまいた。
まあ、とにかく加害者の方が良い方であったことと、目に見える大怪我がなかったことで安心していたのですね。何事も経験なので「若いうちに勉強させてもらえてよかった」とも思っていました。そんなことを考えるのには理由があります。
私の住んでいる団地は古いので、2世代で住んでいる方も多いです。以前団地の組合事務所で働いていた頃に、いい歳した子供(40とか50代ですよ?)の案件ですぐ親がしゃしゃり出てくる場面にたくさん遭遇しました。特に男性!何でもすぐ親に「やっておいて」と甘える(本人はそんな意識はなく、仕事が忙しいから仕方がないと思っている。普通はそれ、仕事をしていてもなんとかやりくりして自分でやるのですよ?)人。
そういう息子さんたちは『住民の義務』みたいなことを普通にできない方が多くて、かなり閉口しました。小さい頃からの延長線上にいるので仕方ない面もあるのかと思います。だから、長男には結構口を酸っぱくして「就職したら家を出て自立しろ!」と言い続け、彼は就職と共に家を出ました。(そしてなかなか帰ってこない。母ちゃんはちょっと寂しい。いや、しっかり自立できて誇らしいぞ、息子よ!)
まあ、そんなわけで次男の保険対応も「自分でやっているから、やらせてみよう」と思っていたわけです。一応進捗具合は聞いていました。まあ、確かにいつになったら自転車の修理は終わるのか?とか自賠責ってどうなってるんだ?とは思っていましたが…
自賠責の方は接骨院の先生が担当者に念押ししてくださったとのことですが、一応確認のために初めて親が登場した、というわけです。不備があって止まっているのかと不安になったのですが、治療に関しては必要書類は提出してあるし、あとは治療終了時の書類を書いて出すだけでした。で、自転車の方は「修理費用を出すにしても減価償却するにしても新価(最調達価額)で出すにしても元値がわからないとできない」から止まっていたと。そこ、うちの息子くんからは「値段が分からないなら未記入で良い」と聞いていたので「ああ、保険屋さんが調べてくれるのかな」ぐらいに思っていたら、やっぱりこちらで調べて出さないといけなかったようです。(てか、新価額で出してくれるんだろうか?)
それ、もっと早く言えよ!
どうやら先月からほったらかしにされていたようでした。「あんた、忘れてたでしょ!」と言いたいのをぐっと堪えて「ご迷惑をおかけしてなかったら良いのですが。今後ともよろしくお願いします」と大人の対応?をして電話を切りました。息子はすぐ自転車屋さんで値段を調べてきました。息子もどうして良いか分からないなら、私に聞け!いつも『だら』と寝ているおばさん=私は当てにならないと思っていた節あり。
私だって、君よりは長く生きてるから聞くだけ聞いてみろ?
と思いつつ、(おそらく支払いで揉めたら困ると不安になった)接骨院の先生のおかげで一件落着いたしました。先生ありがとう!もちろん先生にはお礼の電話をしました。本当は私がもっと早く気がついて対応すべきだった…
という、やっぱり『私が鈍臭い』結果になったようです。
長々と何の話を読まされとるんだ!ですね。いつもすいません。そして、お付き合いくださってありがとうございました。おばちゃん、話し出すと止まらなくて…
さあ、言いたいことは言ったので、そろそろ寝ましょうか。(こら!)
みなさん、いい週末の夜をお過ごしくださいませ。連休ですしね。
では、おやすみなさい。
また明日。