やっぱり私はピアノが好きでした!
今日は35年ぶり⁉︎のピアノレッスンの日です。15時からだったよね。レッスンはアップライトで弾くけど、階下の人から怒られるから電子ピアノで練習しよう、と午前中から練習練習。なんなら今朝の血圧はいつもより高めでした。本当に私は小心者です。
つっかえつっかえでしたが、なんとか弾けるようになったのだろうか?一回だけアップライトピアノで弾いてみた。んんん?どうなんだ?これは?
お昼ご飯を食べて、ちょっとだらっとして、また電子ピアノで弾いていたら「母さん!」と息子が叫んでる?玄関チャイムが鳴ったのに気づきませんでした。なんとレッスン開始時間は15時ではなく14時からでした…オーノー!どうぞどうぞと先生を招き入れ、あたふたとキッチンから先生用の椅子を運びました。やばい!緊張してきた。
先生は薩摩隼人で、多分25〜6歳の男の子です。私が毎年主催する団地の音楽会でトランペッターの先生と演奏してくれるピアニストです。同じ階段の住民で、うちは4階、彼は5階という超ご近所さんなのでした。
「どれくらい弾けるのか、過去にやった楽譜を見せてください」おおおぅ、そうですよね。はいはい、と並べました。彼は眉毛がキリリとしたクールガイなのですが、目が笑っとる!「お恥ずかしいっす。一生懸命レッスンしてなかったです。そして今は全然ですっ」とアセアセしどもど。「じゃあ、これ弾いてみてください」と言われたのはいつも電子ピアノで指慣らしに弾いている練習曲でした。ん?これならいけるか?と思いきや、本物のピアノは鍵盤が重かった…ご近所への迷惑を恐れて、ほとんど弾いてなかったから…
左手がついていけていないこと。リズムが崩れること等々、ズバリ指摘されました。おっしゃる通りでございます。やっぱ電子ピアノでヘッドフォンしてツルツル弾いているのとは違うんですねぇ。でも、これがまた楽しいんですわ。ガンガンダメ出しされているのにも関わらずです。優しく言ってくれているのもありますが「そんならやったるわ!」と闘志が湧いてくるんです。
そしてワルツを弾いてみたところ、ボロボロ…そして、これまた私が気にしていたところをズバズバ指摘されました。そりゃわかるよね〜。「そう、そうなんですよ!やっぱそうですよね〜」我ながらちょっとマゾっ気があるのかもしれないくらいワクワクしてきてしまいました。「来週までにワルツを弾くためにこれとこれを練習してくださいね。ワルツはここまで練習してください」と課題を出されました。あとスケールの練習のためにハノンを、と言われたので早速Amazonで購入いたしました。(私はピシュナをやっていました)
わー、頑張ろう!今、ほとんど収入がないけどレッスン代はなんとか自分のパート代から捻り出そう。そして菓子折り持って階下のおばちゃんに「うるさくなるけど勘弁してください」とお願いしてアップライトを弾かせてもらおう。調律もしちゃおう。収入源もなんとか確保しよう。
生活へのモチベーションが上がりました。そして先生から
「音楽は人に聞いてもらうのが楽しいんですよ」と言われました。
そっか。確かに一人で黙々と弾いているより誰かに聞いてもらえる方が嬉しいかも。そしてやっぱりピアノは格闘技だ〜!と思うのは私だけでしょうか?集中力もいるし、体力つけよう。
レッスン終了後、先生は「また来週」と言って階段を上がって行きました…本当に近いんですわ(笑)。
来週までに「よくがんばりました」と言ってもらえるように頑張ろう!と思いながら歯医者さんへ向かいました。やっと『歯』が入ります。しばらく奥歯がない状態でしたので、ご飯がまともに食べられませんでした。仮の接着剤でつけて状態を見て、来週最終的にがっちりつけます。ここでやっと治療は終了です。お口のお手入れも体のお手入れも、メンテナンスはきちんと、ですね。つくづく自分でやったことが跳ね返ってくるのを実感しました。お手入れ、そして昔頑張ったピアノが今、こんなに楽しい趣味として帰ってきました。
やっててよかった!
生まれ変わった私が(大袈裟!)新たな人生を歩むのです!(ますます大袈裟!)だって、人生折り返したんですもん。ここにきてクイックターンでバーンと折り返したような気がしています。(運動音痴でしたが、水泳だけはちょびっとできました)
体は楽になったし、ピアノは再開できたし、みなさんに愚痴を聞いてもらいながら元気になってきました。本当にありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお付き合いくださいませ。
ということで、今日はこれにて失礼致します。
また明日です。
おやすみなさい。